2014年9月15日月曜日

虎太郎奪還物語(vol.1)

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あれは土曜日でした
唯一寄せられた情報が「私の親戚の近所に住む悪名で評判の兄弟が三木さんが探ている子犬に似た犬を散歩をさせている姿を見た」との噂を聞いたのでお伝えにに来ましたと親切に情報を教えてくれた方がいらしゃった
その日僕は仕事は休みで自宅にいました。その情報を耳にした瞬間、僕はサンダルのまま自家用車に飛び乗って虎太郎がいるらしいと伝えられた町営アパートへ直行!
ドアを足で蹴り開け「虎太郎はどこじゃ?」と怒鳴った!
出て来た子供(10歳ぐらい)はびびって
「裏の庭に繫いでるぅ〜」と
家の中を見ると中年の男性が寝転んでいた思わず家の中へサンダルまま上がりのり込み、
もしこの男が起き上がって僕に立ち向かって来たら
と、考えてその男の枕元に立ち見降ろした
目で「かかってこい」と威圧しながら拳を握り締めた。
立ち上がったら右ストレートをこめかみにお見舞いしてやろうと狙っていました。
裏の庭に回って子犬を確かめると裏顎には目印の黒い斑点があった!行方不明になっている虎太郎に間違いない!
10歳ぐらいの子供に「赤い首輪はどこにいった?」と尋ねたら
「最初っからなかった」と
「ま〜えぇわ!今度取ったらお前ら兄弟の命はないぞ!
お前の兄と姉に言うとけ!」と言ってドアーを足で蹴り閉めて
虎太郎を抱え自家用車の助手席に乗せて自宅に帰った。
 自宅に着くと婆ちゃんが拍手喝采で迎えてくれた!雌犬(楓)
が虎太郎と会うのは初対面だったが
しばらくして二人は良い夫婦になった
 続・・・

1 件のコメント:

  1. すごい迫力。読んでてゾッとしましたよ。
    最後は仲睦ましい写真と桃心印でホッとしました。
    つづく・・・

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